朗報!夏の昼間に車内温度を上げない方法

まだまだ猛暑日が続きます。私たちはハイエースに乗って旅をしていますが、夏の昼間に駐車場に停めていた車に乗り込んだ時の不快感といったらありません。比較的涼しい北海道でも、車内に設置している温度計が40度を超えていることなんてザラでした。

ここまで車内の温度が上がるのは、日差しを浴びて車体が熱くなり、車内の温度が急上昇してしまうから。つまり、車内の温度をあげないためには、車が日差しを浴びなければいいんですよね。そこで、車のボディカバーを使ってはどうかと思い立ち、実験してみました。

なお、この方法を活用する際、いくつか留意しておきたいポイントがあります。

1つめは「早めに装着すること」。外の気温が上がりすぎてしまうと、そのあと日差しを遮ったところで車内の温度は下がりません。なるべく日が昇りきらないうちに、ボディカバーを車にかぶせる必要があります。

2つめは、風の流れを作るということ。カバーで車をすべて覆ってしまうと、風が入らなくなり、中は蒸し風呂状態になります。そこで私たちは、太陽の日差しが当たっていないほうのドアや窓を少し開け、サーキュレーターを使って空気を循環させることにしました。

この条件下で実際に試してみたところ、約40分で車内温度を34度から29度まで下げることに成功しました。これは驚くべき結果です。エアコンで1度下げるのさえ困難な状況下で、5度の温度低下を実現できたのですから。しかもエアコンのようにバッテリー問題を気にする必要はありませんし。

エアコンは車内の空気を冷やすのに時間がかかりますが、ボディカバーは直射日光を遮断することで、車内の温度上昇を未然に防ぎます。もちろん、この2つを組み合わせれば、もっと効果的に車内温度を下げることができるでしょう。

ただし、曇っていて気温だけが高い日は、ボディカバーの効果が薄れる可能性があります。そのような日は、窓を全開にして風を通しつつ日差しが入る方向のカーテンを閉めるか、窓を閉めてエアコンをかけてください。直射日光が当たらない状況であれば、エアコンの効きもよくなると思います。

以上、車のボディカバーを使用することで、夏の猛暑日でも車内温度の上昇を効果的に抑えることができるかという実験の結果をお届けしました。夏も車中泊を楽しみたいという方の参考になれば幸いです。とはいえ、くれぐれも無理はなさいませんように。車のなかで熱中症になるなんてことになったら、面白くもなんともないのですから。

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