石川県の金沢に来ています。今回訪れたのは、「白山」をご神体とする全国白山神社の総本宮「白山比咩神社」です。
祭神は「菊理媛神」(くくりひめ)。伊弉諾尊(いざなぎ)と伊弉冉尊(いざなみ)が黄泉の国で対峙している際に仲裁をした神様として知られています。そのため、縁結びや和合の神様として崇敬されています。
車の場合、駐車場から神社にアクセスしやすいため、ついこちら側から入ってしまいます(私たちもそうでした)。しかし以前訪れた方によると、これは大きな間違いで、本当は「参道から歩くのがお勧め!」だったとのこと。時間がある方は、ぜひ参道も散策してみてください(境内のご案内はこちら。参道の位置は、なかにある地図で確認できます)。
車で白山比咩神社に向かう途中、道の先に大きくて白い山が見えてきました。これが「白山」です。私が訪れた日はあいにくの曇り空でしたが、それでも悠々とそびえ立つ山の美しさには心を打たれ、とても敬虔な気持ちになりました。
そしてこれが、白山比咩神社。平日だったため人が少なく、とても静かでした。
近くにある杉の木も立派です。少し斜めに伸びているのが不思議で、しげしげと眺めました。伊勢神宮の木はまっすぐに、出雲大社の木は自由にグッと天に向かって伸びていましたが、ここの木はそのいずれにも似ていません。
参道から行けば、ご神木が見られたようです。やっぱり参道から行くべきでした。おかげで、境内にある珍しい禊場も見られませんでした。うう、残念。次回はちゃんと参道に回ってからお参りしよう……。
駐車場に戻って回りを見渡すと、どこまでも山々が連なっていました。山に守られた特別な場所に立つ、とても美しい白山比咩神社。金沢に訪れることがありましたら、ぜひお立ち寄りください。