以前、和歌山県串本町で橋杭岩を見たという記事を書きました。実はそのとき、もうひとつ見ておきたい場所がありました。太地町にある「太地町立くじらの博物館」です。
くじらの博物館は、和歌山県太地町にあります。太地町はくじら漁で有名で、特に昭和30年代はクジラ肉や鯨油の需要が高まったこともあり、太地町の名前が全国的に知られました。しかし近年では国内外から捕鯨に対する批判が高まり、以前のようにクジラ漁が行われることは少なくなってきました。
太地町立くじらの博物館では、クジラ漁に関する情報を提供するだけでなく、クジラ漁についての文化的な遺産を守る役割も担っています。クジラ漁は太地町の歴史や文化の重要な一部であり、太地町立くじらの博物館はその文化遺産を守り、次世代に伝えるために作られました。
館内では、クジラ漁に使われた道具やクジラの骨格などが展示されています。クジラ漁に使われた船の模型や映像を見ると、どのように漁が行われてきたかがよくわかります。実物大の銛を見たときは「こんな大きな銛が!」と驚きましたが、クジラの骨格模型を見て納得しました。
博物館の外にあるプールでは、イルカのショーが開催されます。そして近くにある入江では、なんとクジラショーも開催されているとのこと。多くの水族館ではイルカショーがありますが、そのくじら版と言えばわかりやすいでしょうか。私達は時間が合わなくて見ることができませんでしたが、毎日10時半、12時半、14時半に開催されているようです。
博物館の近くには、「ふれあいの海」と呼ばれる入江があります。ここでは、クジラとイルカが飼育されていました。クジラショーもここで行われるようです。