【車旅】車の中にキッチン(=ギャレー)を作る

秋葉です。前回の記事では、移動式事務所に机・椅子を作成しました。これで移動しながら仕事をしたり、仮眠をとったりすることができるようになりました。改善すべき点は多数ありますが、移動しながら仕事ができる最低限の環境になったと思っています。

そこで今回は、簡単なキッチンを作っていこうと考えました。キッチンといっても本格的なものではなく、①洗い物ができる、②顔を洗える、③歯を磨けるという3つの用途を想定しています。とすると、キッチンではなく洗面所と言うべきでしょうか。

この程度ならキッチンなんてなくてもなんとかなると思っていましたが、実際に使っていくと、いろいろ不自由があります。

デスクワークをしていると、途中でお茶やコーヒーが飲みたくなります。缶コーヒーやペットボトルを自動販売機で購入した場合、飲み終えた後は容器を捨てればいいのですが、インスタントコーヒーやティーパックのお茶を作った場合は、飲み終わったカップを洗う必要があります。

キャンプ場やRVパークには洗い場がありますが、それ以外の場所では洗い物ができません。そこで、これまではアルコールティッシュなどでよく拭いておき、帰宅した後、自宅のキッチンで洗い直すようにしていました。これはこれでなんとかなっていたのですが、欲を言えば、その場できれいに洗いたい。一時的とはいえ、アルコールで拭いただけのカップをまた使うのは、あまり気持ちのいいものではありません。

顔を洗ったり、歯を磨いたりするとき、これまではサービスエリアやRVパークなどの施設にあるトイレや洗面所をお借りしていました。おそらく多くの人がそうしていると思います。しかし、今がコロナ禍であると考えると、歯を磨くために施設のサービスを使うのはどうかと思うようになりました。

そんなことが色々と気になった結果、それならば車内にキッチン(=ギャレー)を作ってしまえということになりました。

そこで、まずはギャレーに必要なものはなにか、構造を見ながら考えてみました。たぶん「給水タンク」「排水タンク」「水道」「ポンプ」「シンク」があれば、それらしきものができそうです。このパーツを1つずつバラで購入してもいいのですが、今回はもっと簡単にキットを使うことにしました。

キャンピングカー化キット 大きめ シンクフルセット Lサイズ CC-SS325N

このキットには、ギャレーに必要な部品がほとんど含まれています。パーツごとの組み合わせや相性を検討する必要がない分、手軽という気がします。ぼくのような初心者は、こういったものを買う方が無難でしょう。

キットが届いたら、これらのキットを収める枠を作り、そのなかにギャレーやポンプ、タンクなどを収めて配線すれば完成です。今回はシガーソケットから電源をとるためのアダプターを使い、ポータブル電源から電気を供給するようにしました。

そして完成したのが、これ。タンクがむき出しになっていてかっこ悪かったり、モーター音がうるさかったり、給排水タンクが小さかったりと課題は満載ですが、とりあえず水を使って食器や顔を洗ったり、歯磨きをしたりすることはできそうです。

関連記事

  1. 「空海展」(奈良国立博物館)で見た曼荼羅

  2. 【車旅】夏の車中泊、熱帯夜対策。

  3. 初日の出は、どこで見たい?

  4. 【車旅】「利家とまつ」が祀られている「尾山神社」

  5. 【車旅】 東京 – 熊本間、高速道路とフェリーどちらがおトク?

  6. 【車中泊】道の駅 禅の里(福井県吉田郡)