ファーム富田でラベンダーに包まれる

茨城・大洗からフェリーに乗って、北海道に来ました。憧れの北海道! 実は2年前にも行く計画はあったんです。それがいろいろあって行けなくなり…昨年も諸事情により断念せざるを得ず…三度目の正直とばかりにフェリーのチケットを予約しました。船に揺られること18時間、無事に苫小牧港に着いた時は、気持ちが高まりすぎてちょっと泣きそうになりました…。

この季節の北海道といえば、ラベンダー。私が北海道のラベンダー畑に憧れたのは、おそらく小学校の頃。葉祥明という方が描いた一枚の絵に心惹かれ、「いつかこの風景を見てみたい」と思っていたのでした。

訪れたのは、有名なラベンダー園「ファーム富田」。平日だったからか、この時期なのに駐車場で待つこともなく、すぐに園内に入ることができました。入り口から入ると、眼前に広がる風景に思わず息を飲みます。

ラベンダー畑にはいくつかあって、最初に見たのが「倖の畑」。ようてい、はなもいわ、おかむらさき、濃紫早咲という4種類のラベンダーが植えられていて、遠目に見えると紫色のグラデーションが楽しめます。

次に見たのが、「トラディショナルラベンダー畑」。ファーム富田の原点となった、最も歴史あるラベンダー畑だとか。坂になっているので上まで登るのに少し覚悟と体力がいるけど、登ったところから見下ろしたラベンダー畑もとても美しい。

「森のラベンダー畑」は、その名の通り森の中にある畑。急な坂になっているせいか、あまり人が来ていません。ゆっくりラベンダーを眺めたり、写真を撮ったりしたい人は、ここで過ごすのがよいかも。

たっぷりラベンダーを楽しんだあとは、坂を降りて「花人の畑」をぐるっと巡りました。ここは色とりどりの花が咲き誇り、120種ちかくの植物が共存しているとのこと。そのあと「花人ガーデン」や「ドライフラワーの舎」などを眺めながら駐車場に戻りました。園内の滞在時間は約1時間ほど。美しい花を愛で、いい香りに包まれながら過ごす幸せな1時間でした。

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