この記事に煽られて……という訳ではありませんが、金沢で出会ったとっておきの牡蠣のお話をいたしましょう。
あれは11月21日のこと。名古屋で友だちと会った後、東京に戻る予定だったのですが、なぜか「金沢に行こう!」ということになり、北に向かって走り出しました。Googleマップに聞くと「3時間半で着くよ」と答えますが、そんなはずもなく。夕方には力尽きて城端サービスエリアで車中泊させていただきました。
そして翌22日の朝、再び金沢に向かって走り出します。そこからは意外と近かったようで、1時間もしないうちに金沢市内に入りました。目指すのは、とても美味しい海鮮があるという噂の近江町市場。近くの立体駐車場に車を停め、出かけます。
まだ時間が早いかな……と心配しましたが、とんでもない。市場の朝は早いんですね。私たちが着いた頃は、すでに人気店の前に行列ができていました。ランチタイムには美味しいお寿司をと思っていたのですが、行列に並ぶ根性がない私たちは諦めるしかなさそう。
ということで、市場をぶらぶら。思っていたより広くて、迷子になりそうです。市場の中は立体になっていて、二階から下を見下ろすとこんな感じ。とても活気がありました。
店頭には美味しそうな海鮮がずらりと並んでいます。美味しそうだな〜と眺めていたら、突如目の前に、こんな絵が……!
店の看板を見ると「すぐに食べられます」とのこと。牡蠣を買えば、その場で開いて食べさせてもらえるようです。これはもう、食べるしかありません。ということで、1000円のマガキを注文しました。
こうやって単体で見てもわからないと思いますが、牡蠣の中身だけでだいたい手のひらぐらいの大きさ。とても一口で食べられるサイズではありません。口から溢れそうになった牡蠣を、頑張って頬張りました。
すぐに飲み込むのはもったいないので、しばらく口の中に広がる海の香を楽しんだあと、もぐもぐゴックン。食べた後も、ずっと牡蠣の風味が口内に残っていました。本当に幸せな時間でした……。
まだしばらく生牡蠣のシーズンは続きますので、もう少し食べておきたいな。次に狙っているのは、茨城県にある「那珂湊おさかな市場」。次回のバンワークに期待しましょう。